『意志(意思)』が強いって何?
習慣になっていることを行動することは意志ではなく、ただの習慣です。
だから、当たり前のように行動できますね。
どんなハードなトレーニングも習慣になっていれば、当たり前のように行動ができますね。
ただし、誰でも『習慣』というものは持っていますが、それを進化させたり、変化させたりする行動にこそ、『意志』が必要になります。
新しいことにチャレンジして、それを習慣になるまでもっていく。
そこに意志が必要です。
意志がないとまず今までの習慣から抜け出すことができません。
しかし、新たな一歩を踏み出しても、それをコツコツやり続けて習慣になるまでもっていくのに、意志が必要になってくるのです。
意志を育てるには趣味が必要
人間の身体は、DNA(遺伝子)に代表されるように『記憶』でできています。
つまりは、その人の習慣がその人自身を、人生をつくっています。
その習慣を変えるのに、『意志』が必要であるということです。
しかし、新たな試み、新たな記憶を作ろうとするためには、『新たなことを続ける』意志を持ち続けなければなりません。往々にして、三日坊主になってしまったり、ある程度できた段階で人は満足して、元の生活に戻ってしまいます。
あるビジネスプロデュースでのお話
「ビジネスプロデュースでT君に『趣味はなんだ』と尋ねると彼は『映画鑑賞です』と答えたので、彼に説明をしました。
『映画鑑賞は、受動的だろう。成功するための意志を持つには、能動的な趣味を持たないといけないよ』と。
実はあることに受動的に集中するのと、能動的に集中するのは全く違います。
受動的集中は、本当の意味で没頭できません。
映画を見ながら、ふと仕事のことや違うことを考えてしまいます。
例えば、テニス。能動的にボールに集中するので、やっている最中に違うことを考えたら、試合に負けてしまいます。
スポーツなどあることをプレイする、プラモデルなど何かを創作するというのは、没頭しないとできません。
没頭するということは、そこに意志が存在します。
何かを忘れるくらい熱中できる趣味を持てば、そこには工夫が生まれ、意志を持つ習慣が生まれます。
では、能動的な趣味とはいったいどのようなものがあるでしょうか。
例えば、写真撮影や将棋、テレビゲームなんかもそういう趣味になりますね。
大切なのは、そこには没頭する中に全て創意工夫が生まれるかどうかです。
能動的な趣味ということで『ダーツなんかはどうですか』と先程のT君から質問がありましたが、ダーツは工夫の範囲が少なく、誰かと競争していれば没頭できるかもしれませんが、なかなか一人で没頭できるものではありませんね。
意志とは、欲求。欲が高じて意志まで昇華します。
だから何か自分が熱中できるもの、そしてそこに創意工夫があるもの。
それが意志を強くする習慣になります。
意志の強さは回数に置き換えられる
『意志』ではなく『望み』をはっきりさせ、『強さ』ではなく『回数』で勝負すればいいのです。
つまり、『意志の強さ』ではなく『望みの回数』です。実際には『○○たらいいな。ではどうしたら』と 何度も思うことです
これが努力する習慣の元になります。