集中力について ~その真の意味とは~

能力開発・大脳生理学・物理学の観点から見た集中状態の意味、人間の本質的な能力である【集中力】についてのお話です。

弊社が30年かけて指導してきた集中力トレーニング。なぜ集中状態が能力開発に必要な最低条件かということを、解説していきます。

キーワードは、OS(オペレーティングシステム)とアプリケーションソフト。

SYMPATHY UNION創設者である長谷川先生は、以前、大阪市立都島工業高校の機械電気科の教師をされていました。電算室にあった初期型コンピューターからコンピューターというものを研究してきました。そして、人間の大脳がそのコンピューターそのものと同じ仕組みがあることを見つけ出しました。

「【集中する】ということは、OSを起動させるのと同じことなんだよ。ところで、OSってものを知っているかい」

脳のOSは、周波数によって使い方が変わります。

知性を扱い、目的を定める前頭葉をうまく活躍させるにはα(アルファ)波(10㎐)が必要となります。α(アルファ)波が流れると、脳神経細胞はある目的に沿って同調して、必要な情報を引っ張り出します。そうすると、脳は並列処理ができるようになり、処理速度が上がります。結果、沢山の情報を処理できるので、物事の理解が深まるや、あることを閃くようになります。

シナプスの仕組み
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しかし、β(ベータ)波(22㎐)だと脳神経細胞はある部分しか働きません。脳はバラバラに働くので、直列処理にしかなりません。すると、物事を理解するのに、物事の繋がりまでが見えなくなるのです。

近年、当社で脳波を測定しても、創業時と比べてアルファ波が出る人が少なくなってきているのが現状です。子どもに至っては、アルファ波の子どもを探すことの方が大変なくらいです。

人間は、もともとアルファ波になるようにプログラムされているはずなのに、家庭教育や社会教育、そして学校教育がそれを歪めてきているのが分かります。

さて、集中力トレーニングは、まずα(アルファ)波にするためにやっているのですが、どうもやり方だけが広がっていて、カタチばかりが先行してしまっているようです。

OSを理解したら、24時間集中するということが必要だということ、また、それが当たり前だということが分かりますが、巷に広がっている集中力トレーニングはアプリケーションのように、「●●のために集中する」という使い方になっています。それだと、アプリケーション的な捉え方になります。

それがどういうことかというと、例えば試験が終わると同時に集中力もシャットダウンして、試験以外の事は繋がらなくなってしまうと状態にあるということです。

月に1回は、脳波測定を!その理由は?

人間の体をパソコンに例えてみてください。

最近の人たちは、『集中』をアプリケーションソフトで使用している人が多くいます。何かをするときにだけ、そのアプリケーションを起動させて、物事を行なっていますね。でも、本来はそうではありません。集中はOS(オペレーティングシステム)に入っているものです。つまり、生きている間、起きている間は起動していて当たり前です。そして、生き物はみな同じです。どんな時でも集中しているのが当たり前なのです。

脳波種類

集中が当たり前にあった上に、『知恵・コツ』の話を聞くと、すぐにその知恵やコツが獲得できるようになります。でも、何かをする時だけだと、そのアプリケーションが起動していなければ、『知恵・コツ』が獲得できません。

例えば、試験勉強の時は集中しているけれど、試験が終わればそのアプリケーションは起動しない。だから、一ヶ月も経てば、その内容は忘れてしまう。と、そんなことが起こり得ます。アプリケーションで集中状態を起動している人間には、何度言って聞かせても、できないということが起こってしまいます。

さらに、そういう人は集中モードになるまでに時間がかかります。スポーツでアップが必要になる理由は、アプリケーションが起動するまでに時間がかかっているということになります。でも、動物の世界にアップはありません。獲物を追いかける時に、アップしてから追いかける動物なんて見たことありますか。そうです。動物は常に集中しているから必要がないのですね。

では、集中しているってどういう状態でしょうか。それは、α(アルファ)波が出ている時です。それもそのアルファ波の電圧が15μv(マイクロボルト)以上が望ましいです。だから、毎月脳波測定をして、自分の今の状態をチェックすることをおすすめします。

脳波を測れば、集中力がOSに組み込まれているかどうかが分かります。OSに集中力をインストールしてもらって、その状態で知恵・コツを獲得すると、日々進化成長につながります。