【SPORTS MENTAL SEMINAR 2017.8.26(Sat)18:30~】
『世界を終えて/一年生を強くする』のまとめです。
参加者の方が絶賛!指導の考え方が変わる内容でした。
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世界陸上を見てみると、相当バランスの良い人間が良い成績を収めていました。
人間の持つハードウェアの部分がいじられていない選手が良い成績をあげていたということです。
大げさな例ですが、幼児虐待を受けた子どもは知能的にまともに育たないことがわかっています。
能力を伸ばしたくても、ハードウェアが崩れているから能力が伸びないのです。
どういうことかというと、人間の脳(中枢神経)を見てみると、体性感覚(バランス)、五感の情報処理などほとんどの機能は自動的に、それも安定して正確に処理されることがわかっています。
しかし、唯一変化するのが思考の部分です。
そして、思考は全ての情報処理に影響してしまいます。
例えば、指導者に「コラッ!」と物凄く怒られると選手たちの心臓はドキドキするでしょう。
心臓はドキドキしたいわけではありません。
選手の思考を緊張させたがゆえに、選手の持つ体内の自動コントロールを崩してしまっているのです。
他の例で言うと、思考がネガティブになると強いはずの免疫機能は低下してしまいます。
ちょっとしたことで簡単に風邪をひいてしまったり、ちょっとした練習で簡単にケガしてしまったりするのです。
実際に精神的なことが原因で、人間は熱を出します。(子どもがよくなるやつです)
思考(自分の思い方)が崩れると、感情が崩れて、しまいに生理機能までが崩れてしまうのです。
これが、宗教で煩悩が大敵であると言わしめた理由です。
運動だけでなく全ての能力は、本来自動的に優れたパフォーマンスを導くようにできています。
健全なる肉体に、健全なる精神が育つと言いますが、逆説的に、健全なる精神であれば、健全なる肉体になるとも言えるわけです。
つまり、選手を伸ばしたかったら、煩悩を与えるようなことをしてはいけないのです。
スポーツ現場ではこういうことがあります。
監督が気に入っている選手は、当たり前のように勝手に伸びるが、監督の気に入らない選手、または監督の視界に入っていない選手(選手からしたら、監督に相手にされていないように感じる選手)は伸びてこないし、ケガをしやすかったり、ケガを何度もしたり・・・
しかし、残念ながら監督が意識的にこうしている訳ではなく、伸びる選手は良い所が勝手に見えていて、伸びない選手は悪いところしか勝手に見えていないからそういうことが起こっているわけです。
結論として、1年生の伸ばし方としては、選手を愛することです。
また、指導者自身が良い考え方を持って選手に接するということです。
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