Kazuya Hasegawa Story-6

初心者から独学でプロフエッショナルまで登りつめたテニス

STORY-⑥◆ 教え子の証言

実は、当時のテニス部の教え子の大崎さん・三原さん・竹中さんとは今でも付き合いがあり、なんと40年の付き合いです。以前、大崎さんと三原さんに当時の話を聞いたことがあります。

「長谷川先生は昔から超人だったね。テニス部は、練習前にランニングがあるんだけれど、枚方大橋まで行って帰ってこないといけない。それは伝統なのかって?違う違う。長谷川先生考案に決まってるじゃないか!往復40km近くあるんじゃないかな。それを先生は僕らの先頭を走っていくんだ。もちろん、戻ってきたら即練習。我孫子の自宅から、自転車で通勤しているときもあったし、そんなんされたら俺らとしてはついてくしかしゃーないわな」

と笑っていましたが、練習前に40kmランって・・・。

長谷川先生に「なんでそんなことを?」と聞くと
「今でもそうなのかもしれないけれど、当時大阪No.1は、清風高校。テニスのエリートばかりを集めた学校だった。そこに何か勝てる要素を見出さないと、ということで『体力』だったんだ。テクニックは負けるかもしれないが、無尽蔵の体力があれば勝負できるとふんで、とにかく体力づくり。
僕は体力に自信があったから、生徒たちを引っ張ることができたし、彼らも一生懸命ついてきてくれた。だから、クラブの帰りによく餃子の王将に行っては、『体力つけるならにんにくだ!餃子10人前食べろ!』とやっていたよ。
今のシンパシィみたいにカルシウムサプリメントがあったわけでもないし、体力つけるならにんにくだ!という発想だよね。10人前食べたら無料だけど、食べれないと僕のポケットマネーがとんでいくんだよ(笑)
とにかく翌日のテニス部の生徒たちのにんにく臭の臭いこと。部室の匂いがえらいことなってたよね。
それでも見事に選手たちの体力は上がったし、さらに気力まで上がった。とことん粘れる集中力と気合が身についたんだよ」

結局は清風には勝てなかったそうですが、素人ばかりのチームを毎年大阪府大会の上位に食い込ませるぐらいにまで育てあげたそうです。なんと、1年生大会ではど素人でロブしか打てない選手が上位に勝てるようになるまで。恐るべし体力トレーニングの効果ですね。
それもただただやっていたらシゴキになりますが、当時の選手と今でも付き合いがあるというのはそこに深い愛があったことが容易に想像できますね。

さて、その根本にある育成スタイルってどこにあるのでしょうか。
それは長谷川先生の高校時代にまで遡ることになります。
恩師である京谷謙先生との出会いが大きな転機を。
そのお話はまた次回に・・・。

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