決断することで未来が開かれて行く

私は、祖母がパナソニックの創始者である松下幸之助さんの信者で、よくこの言葉を小さいころから聞かされて育ちました。
独立後、松下さんを研究したくて、あるきっかけからPHPの関西推進本部の事務局長をすることになり、松下さんについて深く研究することができました。
その時に出会った松下さんの語録の中に、「まず汗を出せ。汗のなかから知恵を出せ」というものがあります。
経験もなく机上でいくら考えていても、魔法のように素晴らしいアイディアや知恵は出てきません。
もちろんながら、条件も整うわけがありません。
この言葉は、現場を見て、経験し、格闘している中から本当の知恵というものは生まれてくるという話です。
私の敬愛する土光敏夫さんも、「考えるより、当たれ。
体当たりによって、生きたアイディアが生まれてくる」と説いています。
名経営者は、「考える前に行動しろ」というよりも、まず決断が大事だぞということをここから教えてくれています。
条件を整えないと決断できない人間は、条件が悪くなるとすぐに他のことや他の人間に責任転嫁しますが、それは、決断があとになっているからそのようになってしまうのです。
まずは、決断。そこから、具体的な方法を見出すことができるのです。
こちらの語録、全266個入った語録集
