SYMPATHY UNION

【教育革命】

これからの学校教育は主体性を育てる指導

数年前から、主体性という言葉をよく耳にすることが多くなりました。

これは、2020年に改訂(小学校:2020 年度、中学: 2021 年度、高校 2022 年度にそれぞれ実施)された学習指導要領に記載されている言葉でもあります。

新しい学習指導要領で、主体性とは次のように使われています。

「今回の改訂においては,情報化やグローバル化といった社会的変化が、人間の予測を超えて加速度的に進展するようになってきていることを踏まえ、複雑で予測困難な時代の中でも、生徒一人一人が、社会の変化に受け身で対応するのではなく、主体的に向き合って関わり合い、自らの可能性を発揮し多様な他者と協働しながら、よりよい社会と幸福な人生を切り拓ひらき、未来の創り手となることができるよう、教育を通して必要な力を育んでいくことを重視している」

「社会の変化に受け身で対応するのではなく、主体的に向き合って関わり合い、自らの可能性を発揮し多様な他者と協働しながら、よりよい社会と幸福な人生を切り拓ひらく」

学習指導要領

教員が、管理するという意識で指導を行うと、主体性はなかなか育ちにくい状態になる事が予想されます。学校教育において、主体性育てる上で大きな役割を担っているのが、ホームルームや生徒会活動、副教科を中心とした文化祭や体育祭、修学旅行、社会科見学など教科教育外の活動です。

これからは学校教育だけでなく、家庭教育や社会教育で主体性をどのように育てていけば良いかを我々大人が深く考え、理解し、子どもたちに接していくことが重要です。

主体性と自主性の違いについて

・自主性

自主性とは、他人からの干渉や保護を受けず、独立してことを行うこと。

もう少し噛み砕いて説明すると、自主性は単純に「やるべきこと」は明確になっていて、その行動を人に言われる前に率先して自らやることです。

よく指導者に練習をしていて「もっと自主的に動け」と言われたりします。

自主性を言い換えると「同じやるなら、やれと言われてからやるのでなく、自分でやろうと思ってやれ」という意味です。

・主体性

主体性とは、いろいろな状況下においても自分の意志や判断で行動すること。

「主体性」は、何をやるかは決まっていない状況でも自分で考えて判断し行動するということです。

主体的な人とは「目的は何かを徹底して明確にして、それを満足させるために何をどうのようにするかを自分で考えて後のリスクを承知で行動することができる人のことをいいます。

主体的な人は、準備などの自主的行動をする前にその目的を考えます。

そして、その目的が「クラスを良くすること」であると定義したら、準備の自主行動以外にもっと合理的に準備するために学級会で話し合いしようと提案して実行することができます。

「主体性をもって行動する」ということは、自分で状況を判断して、自らの責任で最も効果的な行動をとるということです。

主体性の重要性について

主体性が育てばどのような良い点があるでしょうか。

周囲の人間が思う以上の発想やパフォーマンスが発揮される

主体性のある人間は、「0から1を生み出す」ような、今までの常識にとらわれない新しいものを生み出す力を持っており、これからはそれが重要視される時代となります。

自分なりに調べたり工夫したりするようになる

社会情勢により、私たちを取り巻く環境は日々変化しています。そのため、指導者や上司に指示された事だけでは通用しなくなる場面が多くなってきています。そのため、学生の間から、自らが考え、判断し、その場で最もふさわしいと思われる判断する力が必要となってきます。

柔軟な考え方や対応ができ、自分なりに判断できる

これからは、Society5.0 に向かって社会の変革が進む第 4 次産業革命の時代となります。 AI (人工知能)、 IoT 、ビッグデータ、ロボットなど、急速な社会変化に対応するには管理するだけでは対応できなくなります。これから社会に出る人間は、AIに使われる側ではなく、AIを使いこなす側に周れる人間力、生きる力が必要になります。

意志が強くなる

何をやるかは決まっていない状況でも、目標や目的を持つ習慣があるため、自分で基準を持ち、そこから考えて判断し行動できるため、周りからのネガティブな影響を受けにくくなります。

主体性を育てるにおいて障壁となること

自主性での指導から脱出する事ができにくい1つの原因が、「目の前の結果」です。これを追い求めるには、管理して行動させる、もしくは、自主的に行動させることの方が早い(または学習脳力など能力が多少低くても結果が出る)場合があります。しかし、これを追い求めると、学習指導要領に定められている「持続可能な社会の担い手」としての成長には繋がりにくいと我々は考えています。

もうひとつ主体性を育てる際に、どうしても障壁となるのが「ルール」です。これをどう解釈するかで、子どもたちの脳が主体的人間なのか、自主的人間なのか、管理される人間なのかに分かれます。

例えば、スポーツがわかりやすい事例です。ゲーム(試合)にはルールがあります。それは、ゲームを成り立たせるためにありますし、ルールがあるから面白味がでるものでもあります。ですからルールとは、本当に必要だからあるもの、都合良く(効率・合理性・円滑さ) するためにあるもの、だれかをコントロールするためにあるものなど、ルールにもいくつかの種類があるのではないでしょうか。

そういう意味で、ルールというものを指導者がよく理解して、ルールとは何のためにあり、自分たちにどう必要かを理解していくなかで、子どもたちが運用していけるようにしていく事が大事だと我々は考えています。

では、ルールをどのようにとらえ表現していくと主体性の成長を促せられるでしょうかそのひとつの答えとして、我々は「伝統」や「文化」として考えることを推奨しています。ルールは、秩序を安定させ、皆が過ごしやすくするために生まれてきたものです。

それは過去の人々が知恵を出し合った結果、生まれてきたものですから、伝統や文化として継承していけば良いと考えています。そう考えると、時代背景や社会情勢、地域環境等と照らし合わせて、踏襲する・しない、改訂する・しない、新たなものを加えるなどが可能であり、それを各々自身で考え判断する事が大切だということが見えてくることでしょう。

旧来の指導から、主体性を育てる指導へ

国家百年の計は、教育にあり。まさにその言葉通り、近年、時代が大きく変わり、その加速度が増すのが目に見えて肌で感じていることからも、教育は変わらなければ、未来の日本は立ちいかなくなってしまうでしょう。

そのために必要なことは、指導者自身が変わる必要性を実感することです。

指導者がその必要性を理解し覚悟を決めて行わないと、すぐにもとの指導に戻ってしまうばかりか、指導者たちが旧来の指導を「良し」とする雰囲気を出すことで、教育を変えようという声が挙がりにくくなってしまいます。

また、自分が変わらずに、子どもたちを変えようとしても無理な話です。人間は環境動物・学習動物であるがゆえに、大人である指導者が体感を持って自分が変わっていけば、子どもたちは勝手に変っていくようになります。

子どもの個性・創造力を伸ばし、人間力を高める知恵・コツ

研修・講演実施までの流れ

研修・講演内容のための打合せやスケジュール調整などに時間を要します。実施1か月前にご相談をいただければ幸いですが、近日中に実施予定の研修のご相談でも対応致しますので、お気軽にご連絡ください。

お問合せ

ご相談から企画提案まで無料で承ります。
講演内容に限らず、主催イベントの目的・目標達成へのアドバイスも行っています。
お気軽にご相談ください。

 

事前ヒアリング

講演会の目的や、主催団体様の状況・環境、それに対する課題、ご予算や会場、受講人数などについて伺います。

講演企画提案

ヒアリング結果から、講演会の目的が達成されるように、最適と考える講演内容や演題をご提案します。ご要望があれば、ご提案内容からの修正も可能です。

講演内容の決定

講演のプログラム、パワーポイントや資料の作成を行います。また、講演当日のスケジュールや会場準備などを詰めていきます。

講演実施

講演後のフォロー

受講者からのアンケート結果やそのまとめを主催者様にフィードバックします。また、受講者からの質問は、講演終了後も出来る限りお応え致します。
講演から気づいた今後の課題や解決するための要素などを主催者様にご報告致します。
また、我々の豊富な経験から、今後の講演実施に向けてのアドバイスなどもご要望があればお応えさせて頂きます。

研修をお考えのご担当者様へ

プログラム内容のための打合せやスケジュール調整などに時間を要します。実施2~3か月前にご相談をいただければ幸いですが、近日中に実施予定の研修のご相談でも対応致しますので、お気軽にご連絡ください。

受付時間:平日   11:00〜21:00
     日曜祝日 11:00〜18:00
(木曜、第2・4水曜除く)

2営業日以内に弊社担当者より
ご連絡いたします