集中状態とは、心の中と現実が同調(共鳴・共振・共感)している状態をいいます。また、小さな一点に目のピントを合わせた感覚が一つのことを求める状態をいいます。大脳生理学的には、集中状態のとき、アルファ波(10ヘルツ前後)という脳波が優性に出現しています。また、運動生理学的には、集中状態のとき、筋肉緊張電位が低い値を示します。
集中力向上トレーニングは、心や身体の抵抗を下げることにも貢献しますので、精神レベルを高める効果的なトレーニング法としても活用できます。

集中カード法

集中カード法は、心の中と現実を同調させることができる集中力トレーニングです。心の中と現実を同調させるとは、例えば、お腹が減っていて(心の中)、目の前にご飯があると(現実)、ご飯に集中することができます。でも、お昼間に嫌なことがあってそれが晩まで心や頭に残っていたりすると、それが気になるので目の前の晩ご飯にはなかなか集中できなかったりします。例えば学生の場合、学校の授業で、先生の言葉をただ聴いていることができれば授業に集中できますが、「お腹が減ったなぁ」や「休み時間何しようかなぁ」などと違うことを考えてしまうと、先生の言葉は全く頭に残りません。そういう授業の受け方をしてしまうと、なかなか成績が上がらないのです。しかし、この集中カード法を行うと、目の前のことに集中しやすくなり、トレーニングを積めば積むほどすぐに集中できるようになります。もちろん、大人やスポーツ選手もその効果は変わりませんので、ぜひ取り組んでみて下さい。

【基本トレーニング】

  1. カード中央の点に目のピントを合わせます。
  2. 20秒間、その点を見つめます(ただし、一人でトレーニングを行う場合は20秒を計ることができないので、適当な時間、カード中央の点にピントを合わせてください)。
  3. 20秒後、そっと目を閉じます。
  4. 目を閉じても、カード中央の点にピントを合わせ続ける気持ちでいます。
  5. まぶたの裏に写る残像を見続けます。

※1.カード集中を終えたら、まぶたを閉じて、ゆったり大きく深呼吸(腹式呼吸でもよいです)を10回行いましょう。呼吸法を行った後に、再度カード集中法を行いましょう。先程より残像がハッキリ見えてくるはずです。それを繰り返すことで、集中力のポテンシャルが上がります。呼吸法と集中の儀式を合わせて行うことでパワーが上がるのです。

※2.トレーニングは下記のタイミングで行います。

  1. 授業前・宿題をやる前・クラブ前・ご飯の前・トイレの前など何かをする前
  2. 集中力が低下してくる前
  3. 集中力が低下してしまった時

C:集中力

集中持続力チェック

心と身体チェック

A:メンタル B:健康 C:集中力 3つのチェックテストがあります。

集中力トレーニングの種類 3カテゴリー全15種類

1.集中力向上「ピンポイントアップ法」

この方法は、集中力の焦点が甘いために集中力が発揮できない人にお勧めの集中力向上法です。

  • 一点凝視法
    小さな文字に5~10秒間目のピントを合わせます。
  • ボール積み法
    テニスボールの上にテニスボールを乗せます。2個が出来れば3個にチャレンジします。
  • 一点集中キャッチボール法
    手のひらの真ん中に×印(目標)を書いて、それにピントを合わせてキャッチボールをします。
  • 遠近・近遠法
    遠く離れた看板や物体に目のピントを合わせます。次に近くの小さな文字にピントを合わせます。
  • コイン立て法
    500円玉、100円玉、50円玉、10円玉、5円玉、1円玉(合計666円)をテーブルの上に全部立てます。
2.集中力向上「同調共鳴エネルギーアップ法」

この方法は、主に心身のエネルギー低下が原因で集中力が発揮できない人にお勧めの集中力向上法です。

  • カード集中法
    カード中心の黒い点に目のピントを合わせ20秒間見つめます。その後、目を閉じ残像に集中します。
  • 音楽集中法
    音楽のリズムに合わせて身体を動かすや踊ります。
  • 人間持ち上げ法
    椅子に座っている人間を4人で同調して持ち上げます。
  • ボール回し法
    2人で2個のボールを同時に『投げる・受ける』を繰り返します。2個から3個、4個、大勢でと行います。
  • ジャグリング法
    3つのボールを投げて受けるジャグリングを回数多く行えるようにします。
3.集中力向上「イメージのギャップ克服法」

この方法は、現実と内的イメージがずれているために集中力が発揮できない人にお勧めの集中力向上法です。

  • 振り子法
    振り子を指でつまみ、左右・前後・回転するようにイメージを湧かせます。
  • ターゲット指差し法
    少し離れたところの目標物を決めて目を閉じてその目標物を指差します。ピッタリ合うまで繰り返します。
  • コンセントレーションフォーマット法
    フォーマット中の1点を20秒間見つめます。その後目を閉じ、残像を眺めます。12種類のカードで行います。
  • リズム法&ハミング法
    2人以上で、交互に音源となる人のリズムやハミングに合わせます。ピッタリ合うまで繰り返します。
  • 音源集中法
    目を閉じ、周りから聞こえるいろいろな音の中から一つの音を選び指差します。合うまで繰り返します。

集中力ソフト

集中力トレーニング法

1.集中力向上「ピンポイントアップ法」

  1. 一点凝視法
  2. ボール積み法
  3. 一点集中キャッチボール法
  4. 遠近・近遠法
  5. コイン立て法

2.集中力向上「同調共鳴エネルギーアップ法」

  1. カード集中法
  2. 音楽集中法
  3. 人間持ち上げ法
  4. ボール回し法
  5. ジャグリング法

3.集中力向上「イメージのギャップ克服法」

  1. 振り子法
  2. ターゲット指差し法
  3. コンセントレーションフォーマット法
  4. リズム法&ハミング法
  5. 音源集中法
集中力特別講座
  1. 集中力概論①
    『集中力と4つの機能について』
  2. 集中力概論②
    『集中力を脳のプログラムという理由』
  3. 脳の集中①
    『物理学から捉えた脳の集中』
  4. 脳の集中②
    『大脳生理学から捉えた脳の集中』
  5. 身体の集中①
    『ミクロからマクロまでの集中力・身体の集中体感』
  6. 身体の集中②
    『大脳生理学・運動生理学までの集中力』
  7. 組織の集中①
    『同調集中のメカニズム』
  8. 組織の集中②
    『運動生理学を中心とした組織のまとめ方』