【気持ちいい人間になるための知恵・コツ】
~テニス道場で見た長谷川先生のルールに対する考え方、ルールやマナーは押し付けずに、自分の戒めとして~
長谷川先生が主催するテニス道場での出来事です。
私たちがコートに入る時間になったのに、手前でコートを使っている人は遅れているにも関わらず、平然とコートを後にしました。コートの外で待っている私たちの誰にも「遅くなってしまって、ごめんなさい!」とも言わずに。
テニス道場の始まりで、長谷川先生はメンバーのみんなに言いました。
「我々は、人生の達人を目指してこのテニス道場をやっていますので、皆さんも知っておいてください。先ほどの方たちの一連の行為はマナー違反です。一言、「ごめんなさい」の声をかければ誰もが気分を害することもない。でも、それを平然と出ていきました。「心無い」とはこのことです。僕なら、絶対こんなことはしない。必ず謝る。そうすれば、相手も自分もスッキリするでしょう?これが日本人としての正しい生き方です。
でも、だからといって、相手を責めたり咎めたりはしません。それを見て、「自分たちは絶対にそんな行為はしない」そう心に誓い戒めるのです。あの人たちもいつかは気づくでしょう。私たちが正しい行いをしていれば、誰かがそれを見て気づくかもしれません。それでいいのです。そういう生き方をしましょう。」と。
改めて長谷川先生にその件を質問しました。
「咎めなくてもいいの?」と。
そうしたらこんな答えが返ってきました。
「いいか、腹を立ててダメージがくるのは自分。感情を乱すと、気分が悪くなり、身体もダメージを受ける。そんなことでいちいち腹を立ててたら、自分の細胞たちがかわいそうだろう。自分を愛するということは、そういうことなんだ。ルールは、みんながスッキリ生きれるための最低限の基準・価値観にすぎない。だって、争いがあったときに、どちらが正しいのかを決める基準がないとだめだからね。だから、ルールはよく理解して運用すればいいんだよ。決して人に押し付けるものではない。自分の戒めとして理解しておくことが肝要なんだよ。」と。
ルールは「守るべきもの」と認識していましたが、それを押しつけるのはナンセンスなのですね。人の道、筋を通すには、理解することが必要だということを学んだテニス道場でした。
◆この記事を読んだ指導者の方からメッセージを頂きました。
Sさん:ありがとうございます。ついついルールを守ることが最重要になり、自分を愛することをどこかにおいてきしまいがちですね。いつも集中して笑顔でgo!(^O^)
Kさん:心が清らかになります。問題に対して腹を立てずに、その問題から何を学ぶか、細胞たちが傷つかないようにするためにはどのように振る舞えば良いのかを知ることが大切なんですね!
Hさん:私はいつも ケンカしてしまう。まだまだだなぁと思います。